「写真への想い
私がアルバムを届けたい理由」
私は小さい頃から、古いアルバムを見るのが大好きでした。
そこには私の知らないモノクロの風景、亡くなった祖父母や若い両親の姿、小さな私やきょうだいがいて、たくさんの笑顔がありました。
子どもたちが生まれ、ふと自分の写真と比べたくなって、私の名前が刺繍された赤いアルバムを開きました。
一緒に眺める娘が「小さい頃のお母さんと私ってちょっと似てるね」とにっこり。
写真の間に母の文字を見つけ、子育て中の自分と重なりました。
将来、同じように子どもたちも、家族の写真や私の文字を見て、大切にされていたのだと感じ、懐かしく思う日が来るのかもしれません。
私は、家族、自分の人生のアルバムを作ってのこしていきたい。
子どもたちへ想いをつないでいきたい。
そして、私の想いをかたちにしてのこしていきたい。
どんな先の時代になっても、想いのつまった手作りのアルバムは、変わらない家族の歴史であり、宝物になるはずだから。